暑いですねーーーーーー!!この暑い中、着物を着る人の気が知れませんよね。私もそう思います。先日は着付け教室へ麻の襦袢に阿波しじらで出かけたのですが、途中で辛抱たまらなくなり、襦袢を脱いで阿波しじらを浴衣にして着てしまいました。(@教室!)半幅帯を持っていなかったので、博多織りの名古屋帯を蝶結びにしました。博多帯は名古屋でもお染仕立てになっていて、手先が半幅に縫われていません。手先から垂れ先までの幅が変わらないので、半幅帯同様に蝶結びにできるかなーとやってみたらできました。蝶の羽の部分が、すごく幅広で豪華に見えましたよ。ですが、夏帯は結びが難しいです。夏帯を結びやすくする方法、無いですかねー?

1.夏帯の種類
2.夏帯の攻略法

2-1.へちまの帯枕
2-2.後ろ板を入れる
2-3.改良枕を使う

3.夏帯使わない?

1. 夏帯とは

夏帯とは6月初め9月初めまで着用する、絽や紗の帯です。単衣着物に合わせる帯です。素材や織り方はいくつかありますが、透け感のある物を夏帯と呼びます。一重仕立てで帯芯が入っていないものが多いです。帯芯入れると、本当に暑いですからね。どう頑張っても着物の帯は体に二重半巻くので、夏場は本当に辛いです。夏のお出かけには絽や紗の名古屋帯、袋帯があれば助かります。羅は高価希少で一般的とは言えません。飛鳥、平安貴族が頭に被っている冠ありますよね?あれが羅織りです。羅の帯には実用性よりも芸術性、美術工芸品としての価値を見い出せます。

2.夏帯攻略法

夏帯は帯芯が無く一重仕立てなので、形が決まりにくくて、締めづらい帯です。一年経って久しぶりに夏帯を結ぼうとすると、きれいに結べず、四苦八苦してしまいます。夏帯を締めるだけで汗だくになってしまうと、出かけるのが嫌になってしまいますよね。暑さに関して着物好きのみなさんは様々な対策を取っておられます。

2-1.へちまの帯枕

へちまの帯枕が良いと聞き、試してみました。手元にあったへちまで作ってみましたが、うまくいきませんでした。軽くて涼しいのですが、やはりお太鼓の形はかっこよくいきません。市販のへちま帯枕もありますが、余り使っている人はいないようです。ということは余り具合が良くないのかな?背中にぴったりくっついた感じがしないのです。
私のように猫背気味でない人には良いかもしれません。

2-2.後ろ板を入れる

夏帯は柔らかく形が決まりにくいです。従ってお太鼓の裏に後ろ板を入れて形をキープする裏技があります。ですが、絽や紗の帯は透け感が高いので、後ろ板が透けて見えないように注意が必要です。後ろ板を一枚増やすとやはり暑いです。形を決めることと涼感はなかなか両立しませんね。

2-3.改良枕を使う

締めづらい、結びづらい夏帯にはもう降参して、改良枕を使うのも一つの手段です。改良枕は、各着付け教室でオリジナルの物がありますが、市販もされています。Amazonや楽天市場で良さそうな物を探してみましょう。改良枕は先にお太鼓の形を作っておいて、背中に背負い、紐で結ぶので形がキープされたまま崩れません。夏帯には持ってこいです。

3. 夏帯、使わない?

発想を転換します。使いづらい夏帯なら、使わなきゃいいじゃん、って暴論ですが、ちょっとしたお出かけ程度なら、名古屋帯、袋帯いわゆるお太鼓に拘らなくてもいいんじゃないでしょうか?着にくいことは衣類にとって致命的なんです。手間がかかるから、面倒だからとの理由で更に着物離れが進んでしまうのもあながち杞憂とは言えません。そこで考えるに、お高い絽の帯、紗の帯やめちゃいましょ。夏祭りや近くにお出かけ程度なら、半幅帯や兵児帯で十分対応できます。きちんとした正装の場でなければ、半幅帯で結び方のバリエーションを楽しんでしまいましょう。半幅帯でも帯締めをしたり、帯留めを着けたりすれば、お洒落感は損なわれません。十分着物の女子力、上がります。兵児帯は子供用のイメージが強いですが、最近は大人の使用に耐えるものが出ています。柔らかく幅広な兵児帯を逆手に取って、華やかな結び方ができますよ。私は以前婦人科系の手術をした女性に、兵児帯をプレゼントした所、とても楽に結べてお洒落が出来る、と喜ばれました。

夏帯は着物慣れした人にとっても中々の難物ですが、だからこそその美しさは貴重と言えます。手強い夏帯を攻略するには少々の冒険も許される所です。夏こそ自分なりの着物姿を追求できる最適な季節と言えるかもしれません。