着付け教室に通う~着物を自分で着る方法~

  • LINEで送る

着物は自分で着られます。着付け教室に通ってみよう!

こんにちは
佐渡島の着付け教室「きらら教室」のアシスタント、ゆうです。着物をお得に着る方法、その2です。


「着物は自分で着る」

着物は高い!との意識をぶっ壊すには、どうしたらいいか。

自分で着物を着ればいいんです。

頂き物などでお得な着物を手に入れても、他所で着付けをお願いすれば、着付け料が必要になってしまいます。
当たり前のことですが、これって無駄じゃないですか?
私は髪型がショートカットなので、着物を着るとき髪を結う必要がありません。着付けを習っているので、美容院で着物を着せてもらった経験が無いのです。娘の振袖も自分で着せて髪だけ美容院にお願いしました。調べると一般的な美容院で着付けをお願いした場合、訪問着や付下げで5000円~、留袖で6000円~、振袖は7500円~と着物の格によって料金は上がります。ちょっとした街着、小紋や紬で出かけたいと思った時、訪問着並みの料金をとられたくないですよね。しかも着付けの予約を入れた日にしか着物を着られません。予約時間に左右され、行動が制限されます。その結果、

→着物を着る回数が減ります。

持っているだけで何度も着ないのであれば、その着物はかなりコスパ悪いです。
滅多に着ないもの=高い着物になってしまいます。
滅多に着ないからこそ、希少価値でありがたみがあるとの考えに私は賛同しません。
着物は着ないともったいないんだって!
自分で着れば、出かける回数は増えますし、余計な出費はかかりません。
繰り返し着ることによって着物はより愛しくなるのです。
「だって自分じゃ着られないから、お金払うしかないじゃん」
その考え自体をまず取っ払いましょう。
着物は誰でも家で着られるようになります。
日本人ならば100年前は子供だって自分で着物を着ていたのですから。
竈門禰豆子ちゃんだって10代だけど自分で着物、着てるでしょ。

自分で着物を着るためにはどうするか、現代では色々な選択肢があります。
・着付け教室に通う
・個人的に習う
・着付け動画を視聴する

本記事では「着付け教室に通う」お話をしていきます。
着付け教室に通う
着物を自分で着るには、やはり着付け教室に通うことが一番の早道であると考えます。
着付け教室のカリキュラムには短期集中コースや5,6回程度で終了するものもあるので、通っている間に着物デビューできてしまいます。
周囲には着物に興味のある人ばかりなので、刺激になりますし交友関係も広がります。きも友ですね。
着付け教室に通うとメリットしかないと私は思うのですが、一応列挙してみます。
特に④なんかね、私には重要なんですよ。

着付け教室に通うメリット
① しっかりとした基礎が身に着く
② しっかりとした知識が身に着く
③ 小物一式が揃えられる
④ 困った時には助けてもらえる

① しっかりとした基礎が身に着く
着物は基礎に始まり基礎に終わります。紐の結び方一本にしても正しい結び方を知っているといないとでは、雲泥の差ができてしまいます。紐1本の結び方が着装を大きく左右するのでやはり基礎を身につけることが重要です。着付け教室で習った結び方、着方、畳み方などは和服以外の場でも活かす機会が多く、思わぬ所で重宝します。

例えば、子供のお遊戯会など
「キャー大変!舌きり雀のおばあさんの支度がまだできてません!!」
「保育園の先生、ここはお任せください!」
とかね。(実話)

「体育着の紐がほどけちゃうよ、遅刻するー!(泣)」
「この結び方なら絶対緩まないから、早く運動会行ってきな!」
とか。(これも実話)

着付け教室へ通えば誰でも着物が着られるようになります。これは間違いありません。受講料は必要ですが、講座を修了して得る修了証、免許や証書類が就職に役立つこともあり、就職の幅が広がります。つまりは自分の人生に自信が持てるのです。

② しっかりとした知識が身に着く
着物には長い歴史背景と民族的伝統があります。このような知識が無くとも着物は着られますが、それでは未来に繋げることができません。着物の歴史は日本の歴史です。着物という衣類の本質を理解しなければ、やはり美しい着姿には結びつかない、と言えます。教本の用意がある着付け教室では、着付けの手順だけでなく歴史的背景や柄のサンプルなど詳しい記述があり、疑問に思った時はいつでも読み返すことができます。私は着付け教室で実施される講義や座学が好きでいつも楽しみにしていました。外部から特別講師を招聘する場合もあり、貴重な体験になります。私は民俗学を選択していたのですが、教本の監修に服飾史を専門にしておられた恩師の名が載っているのを見て、涙が出そうになりました。故人となられた恩師のお名前にこんな所で出会えるなんて感動です。(服飾史に関しては余り良い学生では無かったので、申し訳ない気持ちでいっぱい)
技術だけでなく知識が身につくと、着物はもっと楽しくなります。七五三に詣でる時、晴れ着の本来の意味を知っていると、お参りはもっと意義深いものになるはずです。
しっかりとした知識は人生の栄養です。

③ 小物一式が揃えられる
何も知識が無い状態で着物の一式を揃えるのはとても大変です。特に小物に至っては何をどう使うのか分からないし、何が必要かもわかりません。私はネット販売で小物一式セット3,000円程度のものを購入したことがありますが、時には不要な物が入っていたり、必要な物が入っていなかったりしました。ほとんどの着付け教室が受講の際、着付け小物一式を購入します。初期費用の中に初めから設定されているので、自然に全部揃えることになるでしょう。教室やコースによっては推奨する小物一式プレゼント、となっている場合もあります。着付け教室で小物を揃えれば、一つ一つに詳細な使い方が指導されますし、余分な物はありません。
着付け教室で小物一式を揃えると、お手軽です。

④  困った時には助けてもらえる
着付け教室に通うと着物を着る人間同士のコミュニティが生まれます。非常にありがたいことです。日常の着物生活で生じた疑問は講師に相談することで解決します。着物で出かけたくなったときは、着付け教室で知り合ったお友達に声をかけます。着物を着る、着せる手が足りないときは、ちょっと助けてー!と言えるじゃないですか。(逆に言えない教室だと問題です)私の通う教室は試験の準備をするときなど、生徒同士で相モデルとなり、他装(人に着せる)の練習をしています。着付け教室で知り合った友人は一生もののきも友ですね。
困った時は、お教室です。

ネットの口コミを見ると、「着付け教室に関するクレームが多い」のが現実です。
その多くは費用に関することで、
「高い着物を買わされた」
「予定外の出費がかかった」
「試験、免状が高い」

などが上位に上げられます。
こうしたクレームは指導者との間に十分な信頼関係が築けていないが為に生じる問題だ、と考えます。指導者が本音を言わない、受講者がつきつめた質問ができないという環境です。いずれにしても健全な教育指導の場ではありません。
  ですが、全ての着付け教室がブラックではないですよ
教室を決める前に十分な下調べをしましょう。一番良いのは卒業生に直接評価を聞くことです。

初心者でも安心の着付け教室ガイド

こうした紹介サイトはとても分かりやすく受講者の強い味方ですね。
とはいえ、ネットの口コミを全面的に信用するのは疑問です。師弟にも相性の良し悪しは必ずあり、自分が口コミと同じ対応されるかどうかはわかりません。
どこの着付け教室にもお試し期間が用意されています。お試し期間中に講師と腹を割って話し、予算の上限を超えないかを確認しておくべきです。強い意志を持って、これ以上は払いません、昇級はしませんと宣言するのも良いかと思います。
出費がかさむと着物の楽しみは減じます。着物の楽しさを味わえない、教えない先生に私だったらそれ以上ついて行こうとは思いません。
後から提示された出費を拒否すると講師の態度が変わった、との話も聞きますが、だったら辞めてしまえばいいんです。予定された金額の中であなたはもう着物が着られるようになっている筈ですから。
全ての着付け教室がクレームの対象にはなり得ません。自分にもお財布にも優しい教室が必ずあるはずです。一度着付けを覚えてしまえば、着物はお得に着られます。着付けを習わなかったら、私はこの島で今頃どう生きていただろうか、と思います。
尊敬する先生、相談できる友人、生きる指標など、着付け教室に通うことで、得る物は数えきれないほどあるのです。

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。